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膵臓の病気

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急性膵炎

急性膵炎とは?

膵臓は様々な消化酵素を含む膵液を十二指腸に分泌して食物を消化する働きと、インスリンなどのホル モンを血液中に分泌して血糖をコントロールする働きがある臓器です。 急性膵炎は消化酵素が膵内で活性化し自己消化をきたすことで起こる急性の炎症です。

急性膵炎の原因は?

原因は約40%がアルコールで、約20%が胆石とされています。またはっきり原因のわからない特発性が約15%程度とされています。

急性膵炎の症状と検査は?

症状として持続する腹痛や背部痛、嘔気、発熱などがあります。診断は血液検査や腹部エコー検査、CT検査などを用いて行います。

急性膵炎の治療は?

診断した際には基本的に入院での治療が必要です。治療は膵炎の原因と重症度に応じて行います。例えば原因がアルコールや特発性で、軽症膵炎の場合には絶食と点滴による治療、痛みのコントロールで改善します。胆石が原因の場合は内視鏡による処置が必要になることがあります。一方重症の場合は死に至る可能性もあるため、集中治療が可能な高度医療施設で全身管理が必要となります。急性膵炎は早期の発見と、その原因と重症度に応じた適切な治療が重要となってきます。

慢性膵炎

慢性膵炎とは?

膵臓は様々な消化酵素を含む膵液を十二指腸に分泌して食物を消化する働きと、インスリンなどのホルモンを血液中に分泌して血糖をコントロールする働きがある臓器です。慢性膵炎は長期にわたって膵臓に炎症が持続することで、この2つの働きが衰えてしまう病気です。

慢性膵炎の原因は?

原因として最も多いのは長期にわたる多量の飲酒です。

慢性膵炎の症状と検査は?

多量の飲酒を続けていると、慢性膵炎は徐々に進行して様々な症状が出現します。一般的に慢性膵炎は40−50歳代で発症することが多いとされています。慢性膵炎の初期は膵臓に強い炎症が起こるので、お腹の痛みや背中の痛みが出現します。アルコール摂取を続けることで、炎症を繰り返し、徐々に膵臓の組織が壊れていきます。膵臓の組織が壊れることで、膵臓の機能が低下し、消化吸収障害が出現します。その影響で下痢症状や栄養障害、体重減少、糖尿病等を発症します。検査は血液検査で膵臓の酵素を確認し、また腹部エコー検査で膵臓の状態を確認したります。

慢性膵炎の治療は?

治療の基本は原因を取り除きながら、脂肪を控えた食事を行ったり、鎮痛剤や蛋白分解酵素阻害剤の内服を行ったりしますが、基本的に根治することはありません。慢性膵炎は糖尿病や膵がんの発症リスクが増加するので、定期的な検査が必要です。お気軽に相談ください。

自己免疫性膵炎

自己免疫性膵炎とは?

自己免疫性膵炎とは免疫の異常によって免疫細胞が膵臓を攻撃することで発症する特有の膵炎とされています。中高年の男性に多く、胆管や唾液腺などの膵臓以外の臓器にも炎症が起こることがあります。

自己免疫性膵炎の原因は?

原因ははっきりわかっていませんが、遺伝的因子と環境因子が複雑に関与していると考えられています。

自己免疫性膵炎の症状と検査は?

特徴的な症状はなく、無症状か軽度の背部痛を認める程度です。また黄疸や糖尿病による症状を認める方もいます。診断のためには、血液検査でIgG4という値を確認したり、腹部エコー検査やCT検査、MRI検査を行います。また連携施設では超音波内視鏡をはじめとする内視鏡検査も行い、場合によっては膵臓の細胞を採取して検査を行うこともあります。

自己免疫性膵炎の治療は?

治療はステロイドホルモンの投与です。改善すれば徐々に減量していきますが、長期間内服治療が必要なる方もいます。

膵のう胞

膵のう胞とは?

膵のう胞とは膵臓にできる液体が溜まった袋のことを指します。健康診断や人間ドックなどで発見されるケースが増えています。ほとんどは良性ですが、中には徐々に大きくなり悪性化したり、また膵がんを合併しやすいタイプの膵のう胞もあります。

膵のう胞の原因は?

急性膵炎や慢性膵炎が原因で出現する場合と、炎症とは関係なく、原因のはっきりわかっていない膵のう胞もあります。

膵のう胞の症状と検査は?

小さいものであれば症状はありませんが、大きなものでは腹痛や腹部膨満感などの症状を引き起こすことがあります。検査としては腹部エコー検査やCT、MRI、超音波内視鏡検査などがあります。一度の検査や一つの検査で診断するのは困難なことがあるので、色々な検査を組み合わせたり、定期的に検査を行ったりすることが大切です。

膵のう胞の治療は?

基本的には治療は必要なく、腹部エコーやCT、MRI、超音波内視鏡検査を組み合わせた経過観察が大切です。増大傾向にある場合や悪性を疑う所見がある場合、悪性を否定できない場合には外科的 な治療が必要となります。当院では定期的な検査としてエコー検査や血液検査などが可能です。また連携施設でCTなどの画像検査も可能です。

膵がん

膵がんとは?

膵臓がんは膵臓の中の膵管と呼ばれる管から発生するがんです。毎年3.8万人近くの方が膵臓がんで亡くなっており、年々増加傾向にあります。また診断と治療が難しく、非常に予後の悪い悪性疾患です。

膵がんの原因は?

膵臓がんの原因ははっきりわかっていませんが、危険因子として糖尿病や過度の飲酒、喫煙、膵のう胞、膵がんの家族歴などがあります。これらの危険因子が複数ある場合は、膵がんの高リスクと考えられています。

膵がんの症状と検査は?

一般的な症状には背中やみぞおちの痛み、体重減少、黄疸などがありますが、病気の初期段階ではこれらの症状はほとんど現れません。そのため膵臓がんの早期発見が難しいとされています。検査としては腹部エコー検査やCT検査・MRI検査・血液検査などがあります。また連携施設では超音波内視鏡をはじめとする内視鏡検査も行います。

膵がんの治療は?

治療は外科的治療や抗がん剤による治療、重粒子線治療がありますが、膵がんの状態によって適切に治療方針を立てることが重要です。当院では膵がんの早期発見に積極的に取り組んでいます。これらの危険因子に心当たりある方はお気軽にご相談ください。

アクセス

診療科目

内科 消化器内科 
内視鏡内科

院長

森田 幸弘

住所

〒520-3037
滋賀県栗東市北中小路
344-1

TEL

077-516-4155

FAX

077-516-4644

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   ●=診察・胃カメラ
   ☆=胃カメラ・大腸カメラ

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