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アニサキス症とは?

アニサキスは寄生虫の一種で、サバやアジ、カツオ、イカなどの魚介類に寄生しています。アニサキス症は、これらの魚介類を生で食べることで発症する食中毒の一つで、日本では刺身や寿司を食べる文化がことから発生頻度が高く、年間を通して多数発生しています。
栗東市・北中小路・栗東駅にあるもりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として、アニサキス症の迅速な診断と治療を行っています。生魚を食べた後の激しい腹痛でお困りの方は、すぐに当院までご相談ください。
このような場合はすぐにご相談ください
- 生魚を食べた後、激しい腹痛がある
- みぞおちの痛みと嘔吐がある
- 刺身や寿司を食べて数時間後に症状が出た
- 腹痛とともに蕁麻疹が出た
アニサキス症の原因
アニサキス症とは、アニサキスが寄生している魚介類を生、もしくは不十分な冷凍・加熱の状態で食べることで起こる食中毒です。アニサキスが消化管(90%以上が胃)に刺入して強い症状が出ます。酢でしめたり、醤油につけたりするだけでは予防効果はありません。
アニサキスが多い魚介類
- サバ
- アジ
- サンマ
- カツオ
- イカ
- サケなど
アニサキス症の症状
胃のアニサキス症の場合、生魚摂取後8時間以内にみぞおちの激しい痛みと嘔吐症状が出現します。腸アニサキス症では数時間から数日後に症状が出現します。蕁麻疹などのアレルギー症状が出現することもあります。
胃アニサキス症
- 食後数時間で発症
- みぞおちの激痛
- 吐き気、嘔吐
腸アニサキス症
- 食後数時間から数日で発症
- 下腹部の激痛
- 腹部膨満感
アニサキス症の検査と治療
内視鏡検査(胃カメラ)
胃カメラにより、胃壁に刺入しているアニサキス虫体を直接確認します。白い糸状の虫体が胃粘膜に刺入している様子が観察されます。
内視鏡的摘出術
胃に刺入したアニサキスを確認し、内視鏡で鉗子を用いてアニサキス虫体を摘出します。虫体を除去すると、症状は速やかに改善します。通常、入院の必要はなく、外来での治療が可能です。
アニサキス症の予防
アニサキス症は予防が最も大事です。アニサキスが寄生している可能性のある魚介類を食べる時には、十分に加熱する(70℃以上もしくは60℃1分以上)、もしくは-20度℃で24時間以上冷凍することでアニサキスは死滅すると言われています。
予防のポイント
重要な予防法
- 加熱調理:中心部まで十分に加熱(70℃以上もしくは60℃1分以上)
- 冷凍処理:-20℃で24時間以上冷凍
注意点
酢でしめることや醤油やワサビに付けることは、予防にはなりません。十分な加熱や冷凍処理が適切な予防方法です。
また、魚の内臓は早めに取り除くことや目視で確認して見つけたら除去すること、薄く切って光に透かして確認ことが重要です。
アニサキス症は当院へ

アニサキス症は適切な診断と確実な虫体摘出で、速やかに症状が改善する病気です。
もりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医としてアニサキス症の迅速な診断・治療を行っています。
生魚を食べた後の激しい腹痛でお困りの方、アニサキス症が心配な方は、すぐにもりた内科クリニックまでご連絡ください。
