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大腸がんとは?

大腸がんは大腸の粘膜から発生するがんで、大部分がポリープから発がんすると言われています。大腸がんは毎年約15万人程度診断され、悪性新生物の患者数としては第一位となっています。また毎年約5.3万人程度が大腸がんで死亡しており、高齢化の影響もあり年々増加傾向にあります。
大腸がんは、早期発見・早期治療により完治が期待できる病気です。しかし、早期では自覚症状がほとんどないため、定期的な検査による早期発見が極めて重要となります。
栗東市・北中小路・栗東駅にあるもりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として、大腸がんの早期発見と治療に力を入れています。当院の内視鏡システムにより、精度の高い検査を提供しています。
このような場合はご相談ください
- 大腸の検査を受けたことがない
- 家族に大腸がんの方がいる
- 便潜血検査で陽性と言われた
- 血便が続いている
- 便通異常(便秘・下痢)が続く
- 原因不明の貧血がある
- 大腸ポリープを指摘されたことがある
- 体重が減少している
大腸がんの原因
大腸がんの主な原因には、遺伝的因子と環境的因子があり、近親者に大腸がんの方がいる場合はリスクが増加します。環境的因子としては生活習慣の関与が大きく、飲酒や喫煙、食事の欧米化(高脂肪・低繊維食)などが関与していると考えられています。そのような影響で大腸がんによる死亡者数はこの20年間で約1.5倍に増加しています。
主なリスク要因
- 年齢
- 家族歴
- 大腸ポリープの既往
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
- 肥満・運動不足
- 過度の飲酒・喫煙
- 赤肉・加工肉の過剰摂取
- 食物繊維の摂取不足
大腸がんの症状
早期の大腸がんでは症状はほぼありませんが、進行してくると血便や便秘、下痢、体重減少などの症状が現れることがあります。
主な症状
- 血便(便に血が混じる)
- 便の細小化
- 残便感
- 便秘と下痢の繰り返し
- 腹痛・腹部膨満感
- 貧血症状
- 体重減少
大腸がんの検査と診断
大腸がんの検査には便潜血検査や大腸カメラ検査があり、これらの検査は大腸がんによる死亡率を抑制する効果が科学的に証明されています。
便潜血検査
健康診断などで行われるスクリーニング検査で、便に微量の血液が混じっているかを調べます。陽性の場合は、必ず大腸カメラによる精密検査が必要です。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を直接観察することで小さな病変も発見することが可能です。検査中にポリープや早期がんが見つかった場合は、その場で切除することも可能で、組織を採取して病理検査を行うことで確定診断ができます。
その他の検査
- 血液検査(腫瘍マーカー:CEA、CA19-9など)
- CT検査・MRI検査(進行度の評価)
大腸がんの治療
大腸がんは早期に発見することで、内視鏡治療が可能です。内視鏡治療が困難な場合や進行している場合は、手術や抗がん剤治療を検討します。
内視鏡的治療
早期がんや前がん病変に対して、内視鏡による切除を行います。当院ではポリープの状態に応じて、日帰りでの切除が可能です。
外科的治療
内視鏡治療の適応を超えた場合は、外科手術が必要となります。必要に応じて専門医療機関へ速やかに紹介いたします。
化学療法・放射線治療
進行がんに対しては、手術と組み合わせて化学療法や放射線治療を行うことがあります。
大腸がんの予防
大腸がんの原因となる大腸ポリープを早期に切除することで、大腸がんの発生を予防することが可能です。
予防のポイント
- 定期的な検査
- 大腸ポリープの早期切除
- 禁煙・節酒
- バランスの良い食事(食物繊維を多く摂る)
- 適度な運動
- 適正体重の維持
大腸がんは当院へ

大腸がんは早期発見により完治が期待できる病気です。しかし、早期には自覚症状がないため、定期的な検査が健康を守る鍵となります。
もりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として年間数千件以上の内視鏡検査を実施しており、精度が高い検査を提供しています。
検診で異常を指摘された方、家族歴がある方、40歳を過ぎて一度も検査を受けていない方は、ぜひ一度ご相談ください。
