大腸カメラ検査について
大腸カメラにおいて最も大事な事は腸をきれいにする事です。そのために大量の下剤を内服する必要があります。腸がきれいな状態になれば、検査可能です。
検査ベットに左向きで横になり、太さ約12mmの大腸カメラを肛門から挿入していき、大腸の一番奥である盲腸まで進めていきます。腸の形によって体の向きを仰向けにしたり、右向きにしたりします。途中痛みが伴うこともありますので、スタッフにお伝えください。盲腸に到達した後、内視鏡を少しずつ抜きながら観察を行います。しっかり観察するために、腸を広げて観察するので、お腹が張ったような感じがあります。病変が見つかれば、その場で詳細に観察し、細胞を採取したり、場合によっては切除することが可能です。
検査時間は15-30分程度ですが、検査内容によってはもう少しかかることがあります。
当院では内視鏡専⾨医が検査を⾏なっています。また苦痛を最⼩限に抑えるために、鎮静剤を使⽤し眠った状態で検査を受けることが可能です。
気になる症状があればお気軽にご相談ください。
大腸カメラでわかる病気
痔核
など
大腸カメラを受けた方が良い方
~こんなお悩みはありませんか?~
検診や人間ドックで便潜血陽性となった
排便時に血が混ざった
便通異常がある(便秘、下痢、便が細い)
原因不明の腹痛がある
貧血を指摘された
原因不明の体重減少がある
過去に大腸がんや大腸ポリープの治療を受けた
血縁者に大腸がんがいる
40歳以上の方
当院での大腸カメラの特徴
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医である院長が丁寧に質の高い検査を行います。
大腸カメラは辛い検査ですので、希望に応じて鎮静剤を使用し眠った状態での検査が可能です。
大量の下剤を内服する必要があるので自宅で下剤を飲むことが不安な場合には、院内の半個室で下剤の内服が可能です。
大腸ポリープが見つかった場合には日帰りでポリープ切除が可能です。(ポリープのサイズによっては切除を見送る場合があります)
同日に胃カメラと一緒に受けていただくことが可能です。
当院では富士フイルム社製の最新鋭の内視鏡システムを導入しています。高画質で特殊光観察を組み合わせることで、質の高い内視鏡検査を提供します。
WebやLINE、電話での仮予約が可能です。
検査の流れ
当院では大腸カメラ希望の場合、外来診察時に検査予約が可能です。WebやLINE、電話で仮予約が可能で すが、検査予約の2週間前までに一度診察を受けていただく必要があります。
食事は野菜や根菜類など食物繊維が多い食事は避けていただき、午後9時までに済ませてください。手軽な 検査食がありますので、ご相談ください。水分については特に制限ありません。午後9時ごろに下剤の服用があります。
朝は絶食ですが、水分制限はありません。普段内服している薬については医療スタッフの指示に従ってく ださい。院内もしくは自宅で下剤を服用していただきます。下剤の服用方法は医療スタッフから説明があ ります。自宅で下剤を服用された場合は、指定の時間に来院ください。
検査の準備が整ったら(排便状態がきれいになれば)、検査着に着替えていただきます。眠った状態での 検査を希望される方は点滴を行います。検査室ではベットに横になり、検査を行います。所要時間は15- 30分程度ですが、検査内容によっては少し長くなります。
少し休憩していただいた後(麻酔での検査の方は1時間程度)、医師より検査結果の説明があります。ポリー プを切除した場合には食事や日常生活に関する注意事項についてスタッフより説明があります。麻酔での 検査の方は当日自転車やバイク、車の運転は控えてください。
大腸ポリープ切除について
大腸ポリープとは大腸の粘膜が盛り上がった病変の総称です。大腸ポリープの中には将来大腸がんになる可能性のあるポリープと、大腸がんにならないタイプのポリープがあります。大腸がんになる可能性のあるポリープは腺腫とSSL(Sessile serrated lesion)があり、これらが大 きくなることで大腸がんになると考えられています。これらのポリープを切除することで、将来の大腸がん発生や大腸がんによる死亡率を減少させることが報告されています。
当院では検査の際に見つかったポリープは詳細に観察します。大腸がんになる可能性のあるポリープで、安全に切除が可能と判断できたら、その場で切除する日帰りポリープ切除を行なっています。小さなポリープは内視鏡的コールドポリペクトミーという電気を用いない方法で切除します。大きめのポリープについては内視鏡的ホットポリペクトミーという電気を用いて切除する方法、もしくは内視鏡的粘膜切除という粘膜下層に生理食塩水を注入し、膨隆させてから電気を用いて切除する方法でポリープを切除します。
ポリープを切除するときに痛みなどはありません。
治療後1週間程度は食事や日常生活に軽度の制限はありますが、最小限の負担で ポリープの切除は可能です。切除したポリープは病理検査(顕微鏡検査)に提出し、がんが含まれていないかどうか、専門医に詳しく診断していただきます。結果については2週間程度かかります。
なお安全に切除ができないと判断した際には、連携施設に紹介させていただきます。
アクセス
診療科目
内科 消化器内科
内視鏡内科
院長
森田 幸弘
住所
〒520-3037
滋賀県栗東市北中小路
344-1
TELL
077-516-4155
FAX
077-516-4644
アクセス
JR栗東駅西口 徒歩10分
JR栗東駅から車で3分
●=診察・胃カメラ
☆=胃カメラ・大腸カメラ
女性外来 第2・第4土曜日(午前)
【受付時間】
午前 11:30まで/午後 18時30分まで
【休診日】木曜日、日曜日、祝日