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食道がんとは?

食道がんは食道の粘膜から発生する悪性腫瘍で、半数程度が食道の中央付近から発生します。死亡者数は毎年1.1万人程度ですが、死亡率は減少傾向となっています。
食道がんは早期には症状が出にくく、進行してから発見されることが多い病気です。しかし、内視鏡検査の進歩により、早期発見・早期治療が可能となってきました。
栗東市・北中小路・栗東駅にあるもりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として培った知識と経験に基づいて、内視鏡システムを用いた食道がんの早期発見に努めていますので、どうぞ当院までご相談ください。
このような場合はご相談ください
- お酒を飲むと顔が赤くなる
- 喫煙歴が長い
- 食べ物を飲み込む時に違和感がある
- 胸やけが続いている
- 声がかすれてきた
- 体重が減少している
- バレット食道と診断されたことがある
食道がんの原因
食道がんの原因としては飲酒と喫煙、バレット食道があります。特に飲酒した際に顔が赤くなる人(フラッシャーと呼びます)は飲酒によって生じたアセトアルデヒド(発がん物質)の分解能力が弱く、食道がんのリスクが高いとされています。
主なリスク要因
- 飲酒:特にフラッシャーの方は要注意
- 喫煙:長期喫煙者はリスクが高い
- バレット食道:逆流性食道炎の合併症として発生
- 熱い飲食物:熱いお茶や食べ物を好む習慣
- 栄養不足:野菜・果物の摂取不足
食道がんの症状
初期の段階では症状が現れないことが多いですが、進行してくると飲み込む時の違和感やつまり感、声がかすれ、体重減少などが起こってきます。
早期の症状
- ほとんど無症状
- 軽い胸やけや違和感程度
進行した場合の症状
- 食べ物がつかえる感じ
- 胸や背中の痛み
- 声のかすれ(反回神経への影響による)
- 体重減少
- 咳が続く
食道がんの検査と診断
内視鏡検査(胃カメラ)
食道がんの診断のためには胃カメラ検査が不可欠です。胃カメラ検査により食道のわずかな色調変化や凹凸の変化を捉えることで診断できます。特殊光観察を組み合わせることで、微小な病変も早期発見が可能となります。
当院では、患者さんの苦痛軽減のために鎮静剤を使用した検査も可能です。ご希望の方はご相談ください。
その他の検査
- 血液検査:腫瘍マーカーの測定
- CT検査:転移や進行度の評価(必要に応じて他院へ紹介)
食道がんの治療
初期の段階では内視鏡治療が可能です。内視鏡治療が困難な場合や進行した段階では手術や放射線治療、抗がん剤治療が選択肢としてあります。
早期がん
内視鏡的切除術:主に粘膜内にとどまる早期がんが対象です。体への負担が少なく、食道を温存できるメリットがあります。
進行がん
- 外科手術:食道の切除と再建
- 放射線療法:抗がん剤と放射線の併用
- 化学療法:全身への転移がある場合
当院では早期発見に努め、治療が必要な場合は適切な専門医療機関へ速やかに紹介いたします。
食道がんの予防
生活習慣の改善
- 禁煙する
- 節酒または禁酒(特にフラッシャーの方)
- 熱すぎる飲食物の摂取を避ける
定期的な受診
食道がんのリスクが高い方は定期的な内視鏡検査が必要です。 特に以下の方は定期的な受診をおすすめします。
- 飲酒・喫煙習慣がある方
- お酒で顔が赤くなる体質で飲酒される方
- バレット食道がある方
- 慢性的な逆流性食道炎がある方
食道がんが心配な方は当院へ

食道がんは早期発見により内視鏡治療で完治が望める疾患であるため、定期的な受診による早期発見が極めて重要です。
もりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医としての知識や経験を活かし、内視鏡システムによる精密な検査を行っています。経鼻内視鏡による苦痛の少ない検査も可能で、定期的な検査を続けやすい環境を整えています。
食道がんのリスクが高い方、飲み込みづらさなどの症状がある方は、お早めにもりた内科クリニックまでご相談ください。早期発見・早期治療により、良好な予後が期待できます。
