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逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎とは、胃酸や胃内容物が食道に逆流することで、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。
日本人の一定の人が罹患しているとされ、食生活の欧米化やストレス社会の影響で年々増加傾向にあります。適切な治療により症状は改善しますが、生活習慣の改善なしには再発しやすい病気でもあります。
栗東市・北中小路・栗東駅にあるもりた内科クリニックでは、消化器病専門医として逆流性食道炎の診断と治療を行っています。つらい胸やけでお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。
このような場合はご相談ください
- 胸やけが頻繁に起きる
- 市販の胃薬を飲んでも改善しない
- 夜間の胸やけで目が覚める
- 食べ物が飲み込みにくい
- 胸の痛みがある
- 慢性的な咳が続く
逆流性食道炎の原因
逆流性食道炎の原因は、生活習慣の乱れや過度のストレス、過食やアルコール、肥満などが関与していると言われています。
主なリスク要因
- 下部食道括約筋の機能低下:加齢、喫煙などによる
- 腹圧の上昇:肥満、前かがみの姿勢、妊娠
- 胃酸分泌の増加:ストレス、食事内容
- 食道の運動機能低下:食道のぜん動運動の低下
- 食生活:脂肪分の多い食事、過食、早食い
- 嗜好品:アルコール、コーヒー、炭酸飲料
逆流性食道炎の症状
胸やけや呑酸、胸痛といった症状が現れます。
典型的な症状
- 胸やけ:胸の中央が焼けるような感覚
- 呑酸:酸っぱいものや苦いものが込み上げる
- 胸痛:胸の痛みや圧迫感
- 喉の症状:違和感、慢性的な咳、声のかすれ
- その他:げっぷ、腹部膨満感、吐き気
症状が悪化しやすいタイミング
- 食後、特に脂っこい食事の後
- 横になった時、前かがみになった時
- ストレスを感じた時
逆流性食道炎の検査と診断
問診と診察
症状の頻度や程度、悪化要因などを詳しくお聞きし、生活習慣についても確認します。
内視鏡検査(胃カメラ)
胃カメラ検査で炎症の有無や程度を確認します。 食道粘膜の炎症の程度により、グレードを分類して重症度を評価します。当院では経鼻内視鏡による苦痛の少ない検査も可能ですので、ご希望の場合はお気軽にお申し出ください。
その他の検査
- 血液検査:貧血や炎症の確認
逆流性食道炎の治療
薬物療法
逆流性食道炎の症状に応じて、以下のような薬物を使用します。
- 胃酸分泌抑制薬:胃酸分泌を強力に抑制
- 消化管運動改善薬:胃の動きを整え逆流を防ぐ
- 粘膜保護薬:食道粘膜を保護
数週間程度の治療で改善しますが、症状に応じて継続治療が必要な場合があります。
生活習慣の改善
食事の工夫
- 脂肪分の多い食事を控える
- 一度に大量に食べない
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 就寝前の食事は避ける
- 刺激物(香辛料、酸味の強いもの)を控える
日常生活の注意点
- 食後すぐに横にならない
- 枕を高くして寝る
- 前かがみの姿勢を避ける
- 締め付けがきつい服の着用を避ける
- 適正体重を維持する
控えるべき嗜好品
- アルコール
- タバコ
- コーヒー、紅茶(カフェイン)
- 炭酸飲料
逆流性食道炎の合併症
逆流性食道炎を長期間放置すると、バレット食道のリスクが高まります。バレット食道とは食道の粘膜が胃の粘膜に置き換わる状態を言い、食道がんのリスクを高めるため定期的な内視鏡検査が必要となります。
また、慢性的な炎症により食道狭窄が起こることがあります。食道が狭くなると食べ物が通りにくくなり、飲み込みづらさや胸のつかえ感が現れます。さらに炎症が深くなると食道潰瘍ができることもあり、出血や穿孔のリスクもあります。
逆流物が気管に入ることで誤嚥性肺炎を起こす可能性もあり、特に高齢者では注意が必要です。これらの合併症を防ぐためにも、早期の診断と適切な治療が重要となります。
逆流性食道炎の方は当院へ

逆流性食道炎は適切な治療と生活習慣の改善により、多くの場合良好にコントロールできる病気です。しかし、症状を放置すると合併症のリスクもあるため、早めの診断と治療が重要です。
もりた内科クリニックでは、消化器病専門医として逆流性食道炎の診断から治療、生活指導まで総合的にサポートしています。苦痛を抑えた内視鏡検査による診断と、患者さん一人ひとりに合わせた治療を提供しています。
つらい胸やけや呑酸でお悩みの方、市販薬で改善しない方は、お気軽にもりた内科クリニックまでご相談ください。症状の改善と再発予防を目指し、最適な治療をご提案いたします。
