血便・便潜血陽性

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血便・便潜血陽性とは?

血便・便潜血陽性とは

血便とは、肉眼で確認できる血液が便に混じっている状態で、鮮血便(真っ赤な血)や黒色便などがあります。一方、便潜血陽性は、肉眼ではわからない微量の血液が便に混じっている状態を指します。
便潜血検査は健康診断等でよく行われている検査で、便中に微量な血液が混じっているかどうか調べることで、大腸がんやその他の消化器疾患を早期に発見するのに役立ちます。精度としては、大腸がん検診を受けた中で約6.2%の方が陽性と判定され、さらに精密検査を受けた方の中から約2.8%の方が大腸がんが見つかると報告されています。
栗東市・北中小路・栗東駅にあるもりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として、血便や便潜血陽性の原因精査から治療まで一貫して行っています。検診で異常を指摘された方、血便でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。

このような場合はご相談ください

  • 健康診断で便潜血陽性を指摘された
  • 便に血が混じっている
  • 便の色が黒っぽい
  • 排便時に出血がある
  • 便潜血陽性を放置している
  • 血便とともに腹痛や下痢がある
  • 体重減少や貧血症状がある
  • 便が細くなった
  • 残便感がある

血便・便潜血陽性の原因

悪性疾患

大腸がん

大腸粘膜から発生する悪性腫瘍で、早期には症状がないことが多いです。進行すると血便、便通異常、体重減少などが現れます。

大腸ポリープ(前がん病変)

大腸粘膜の病変で、一部はがん化する可能性があります。多くは無症状ですが、大きくなると出血することがあります。

炎症性疾患

潰瘍性大腸炎

大腸粘膜に慢性的な炎症と潰瘍を形成する原因不明の疾患です。血便や下痢、腹痛が主な症状で、寛解と再燃を繰り返します。

クローン病

口から肛門まで消化管のどこにでも炎症が起こる慢性疾患です。腹痛、下痢、体重減少が特徴的で、若年者に多く発症する傾向があります。

肛門疾患

痔核(いぼ痔)

肛門部にできる瘤で、内痔核と外痔核があります。排便時の出血や脱出、痛みが主な症状です。

裂孔(切れ痔)

肛門の裂傷で、硬い便により生じることが多いです。排便時の激しい痛みと鮮血便が特徴です。

血便の種類と症状

  • 鮮血便(真っ赤な血便):肛門に近い部位からの出血で、痔や直腸の病変が主な原因
  • 暗赤色便:大腸の奥からの出血で、大腸がんや大腸ポリープなどが主な原因
  • 黒色便(タール便):胃や十二指腸からの出血で、胃潰瘍や胃がんなどが主な原因

血便・便潜血陽性の場合の検査

便潜血検査で陽性になった場合には大腸に何か病気があるというわけではありませんが、原因を調べるための精密検査が必要となります。精密検査として肛門から内視鏡を挿入して、大腸すべてを観察する大腸カメラ検査があります。

大腸カメラ検査を行うことで、大腸がんや大腸ポリープの有無、その他の出血の原因を調べることが可能となり、適切な治療に繋げることができます。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

血便や便潜血陽性の原因を調べられる検査です。当院が導入している内視鏡システムにより、患者さんにとって苦痛の少ない検査を実現しています。検査時にポリープが見つかれば、その場で切除する日帰り手術も可能です。

その他の検査

  • 血液検査:貧血や炎症の有無を確認
  • 腹部エコー検査:腹部全体の状態を確認
  • CT検査・MRI検査:必要に応じて連携病院へご紹介

血便・便潜血陽性の時の治療

内視鏡的治療

大腸ポリープ切除術

検査中に発見したポリープをその場で切除。将来の大腸がんを予防する効果的な治療です。

止血術

出血部位を特定し、クリップなどにより止血します。当院では、必要に応じて連携病院へご紹介いたします。

薬物療法

炎症性腸疾患

5-ASA製剤やステロイド剤などで炎症を抑制し、症状の改善と寛解を目指します。

感染性腸炎

原因菌に応じた抗生物質の投与をします。ウイルス性の場合は対症療法を中心に行います。

痔疾患

軟膏や坐薬、内服薬により症状を緩和します。多くの痔核や裂肛は手術せずに改善可能です。

血便・便潜血陽性は当院へ

血便・便潜血陽性は当院へ

血便や便潜血陽性は、重大な病気のサインである可能性があります。特に便潜血陽性を指摘された場合、自覚症状がなくても精密検査を受けることが大切です。

もりた内科クリニックでは、消化器病専門医・内視鏡専門医として年間数千件以上の内視鏡検査を実施しており、正確な診断と適切な治療の提供が可能です。女性スタッフも多く在籍しており、女性の方も安心して検査を受けていただける環境を整えています。

血便でお悩みの方、健康診断で異常を指摘された方は、早めの受診をおすすめします。一緒に原因を調べ、適切な治療に繋げていきましょう。

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